新燃岳噴火に伴うご支援ありがとうございます


陽春の候 この度は当高原町におきます霧島山新燃岳の噴火被害に対しまして温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。


 新燃岳は、昭和34年2月17日以来52年ぶりに噴火しました。これまで十数回の噴火を繰り返しながら、今なお活動を続けています。1月26日午前7時31分に噴煙を伴う噴火があり、同日午後4時20分に「高原町災害対策本部」を設置し、厳戒体制を執っておりました。そして、1月30日の「溶岩ドームの成長に伴い火砕流発生の恐れがある。」との情報を受けて午後11時50分に危険性が高い地域を対象に避難勧告を発令致しました。当日は、深夜から未明にかけての避難となり、また、大変寒い中でありましたが、612人の町民が無事避難を終えましたのは、幸いでありました。


 その後、2月15日に開催されました火山噴火予知連絡会の検討結果等を踏まえ、同日に避難勧告を全面解除致しました。しかし、今後も噴火活動が続くとの見解も出されており、高原町としましては、これからも気を緩めることなく新燃岳の活動を監視していく必要があるものと判断致しております。


 今回の新燃岳の噴火により、町民生活はもとより、主産業であります農畜産業を始め、林業、商工業、観光業などに計り知れない被害をもたらすこととなりました。町民にとりましては、噴火に加え、土石流に対する不安の日々が続いており、予断を許さない状況であります。


 今回、高原町民は、改めて自然の脅威を痛感することとなりましたが、霧島山は、高原町民にとりましてふるさとの山として最も慣れ親しんだ山であり、高原町は霧島山からの計り知れない大きな恩恵を受けながら発展してきた町であります。これからも未来永劫に高原町民が畏敬の念を持って霧島の山々を眺める姿は、変わらないことと思います。


 霧島の山々は、今は火山灰に覆われ灰色の山肌と化しておりますが、いつかは山に緑が戻り、四季の花々が咲き誇る日が来ることを堅く信じております。


 全国の皆様方から寄せられました心からの支援物資や義援金、そして大きな励ましの言葉を賜り誠にありがとうございました。皆様方のご支援に対しましては、ご趣旨を体して噴火災害対応のために有効適切に活用させていただく所存でございます。今後も高原町を温かい目で見守っていただきますようよろしくお願い致します。


 なお、3月11日に発生しました東日本大震災において、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。


                           平成23年4月1日


                            宮崎県高原町長 日高 光浩


 


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